CASE ：2　クリス・レッドフィールドの場合（ 後編 ）

バッ！！
突然布団が舞い、銃声と共に強烈な衝撃がクリスを襲った。
「ぐぁぁ！」
タタタンッという軽い音とは裏腹にクリスが受けた衝撃はすさまじかった
いくら彼が防弾ベストを着用していて、彼の肉体が並ではないと言っても、心臓の近くに瞬間的に三発もの銃弾を浴びれば流石のクリスももはやうめくことしか出来ない。
（ うぐぉぉあぁぁ・・・し、しまった・・・まさか撃たれるとは考えもしなかったぜ・・・・・・しかし、しかしクレアに撃たれるって言うのもなかなかどうして・・・良い感じじゃないか・・・）
未だに理性は正常に戻れずにいるクリスの元にゆっくりとクレアが近づいてくる。
そしてクリスの肩口を思いっきり蹴り上げ、うつ伏せだった体を強制的に反転させる。すると彼女の表情が驚きに支配されていくのがクリスの目に写る。
（ こ、これで俺の全てがおわったか・・・）
クリスの表情が歪んでいるのは苦痛の為だけではなかったのだ・・・が、
「クリス？クリスじゃない！？あなただったの、ごめんなさい！私はてっきり・・・」
と言いながら駆け寄り、クリスを抱き起こす。
（ くっ！な、何か話さなくては・・・ああしかし、俺の肩にクレアの胸が・・・ち、乳房が・・・お、おっぱいがぁ ）
「うぅ・・・なかなかいい反応だったな・・・。とっさのことでかわせなかった。」
ほとんど無心で答えを返す。クリスの頭は柔らかいクレアの乳房でいっぱいだ。
胸を撃たれたため呼吸がし辛い。それだけ言うのがやっとで、クレアに支えられながらベッドに腰をおろす。
「大丈夫？思いっきり手応えがあったんだけど・・・？
クレアは心配そうにクリスを覗き込む。
（ おぉ・・・愛しのクレアがこんなに近くに・・・そんなそそる顔で俺を見つめるんじゃない。はぁ・・・いい香りだ ）
「ああ。一応防弾ジャケットは着けてたからな。それにたとえ生身だったとしても９パラぐらいじゃ死なないさ。ちょっと休めば大丈夫だ」
なお無心状態は続く。そして無心のまま少し顔をしかめながらウインクしてみせた。
頭の中はクレアで一杯だ。このままだとまた暴走してしまうだろう。
クレアはため息をつきながら
「もう！本気でびっくりしたんだから。でもどうしてノックもしないで私の部屋へ？いつもなら今ごろは射撃練習してるでしょ？」
と、当然の疑問を口にする。
ここでクリスは現実に引き戻された。そしてある事実に気づいたのだ。
（ ！！このクレアの様子だと・・・おれがクレアを襲いかけたというのはまだばれていないみたいだ・・・こ、これは神が与えてくれた復活のチャンス！なんとか、何とかごまかさなければ！！しかし・・・いい香りだぁ ）
「あ、ああ。それはだな・・・そ、そうだ、訓練してたら急に腹が減ってな、いつもより早いけど朝飯にしようと思っておまえを起こしに来たんだ。うんそうだ」
かなり苦しいながらもそれらしい説明をする。
しかしクレアは特に気にしなかったらしく、ごく普通に接してきた。
「・・・もう仕方ないわね、いい加減トースターの使い方ぐらい覚えなさいよ。ちょっと待ってね、着替えるから」
「ああ、悪いないつも
なんとかごまかせたか？ふぅ・・・これで今までの生活が帰ってきたってわけだ。ん？キガエ・・・？・・・・・！！着替えだとぉ！！こ、これわぁ・・・・・）
クリスは千載一遇のチャンスをコンマ１秒たりとも逃すまいと心に決める。
そんな兄をよそにクレアはクローゼットの前でパジャマを脱ぎ始める。部屋にクリスがいるのにお構いなしだ。
まず、パジャマの上を脱いでそれをクリスのいるベッドになげた。
（ うぁぁあああ・・・クレア、クレアの残り香付きの・・・たった今まで身につけていた・・・パジャマぁああぁあぁ ）
しかしクリスは飛びつきはしなかった。なにせクレアのすぐ側である。そんな事をすればどうなるかはさすがのクリスにも分かっていた。
以前に巻き込まれた事件のせいで所々に大きな傷はあるが、全体的に整った体だ。まだ若いためか、淫美な感じはなく、清潔そうな空気を纏っている。
（ あぁ、クレアの綺麗なカラダにいくつもの傷が・・・アンブレラめ！絶対に許さんぞ！徹底的に潰してやる。・・・しかし・・・綺麗なカラダにある傷・・・これもまたそそる・・・ ）
「飲み物は何にするの？」
クリスに背を向けて、ブラに腕を通しながら聞いてくる。背を向けた時にチラリと見えた胸の膨らみも程よい大きさと形を保っている。
（ いま、今確かにクレアの生乳が！！！みた、見たぞぉぉぉぉ！！ぐはぁ！あぁぁぁ触りてえ！もみしだかせてくれぇ！！お、俺はその胸の谷間で永遠に眠りたい！！あぁ未だピンク色の可愛らしい乳首がまるで俺を誘っているかのように上下に、上下にぃぃぃぃ ）
「・・・ん？あぁ、ホットミルクでいいよ。やっぱり運動の後はミルクがいちばんさ」
( そうホットミルク。ホットな俺のミルクをおまえにぃ！！最高の瞬間だったぞぉぉ！！ ）
一点を凝視し、激しい自己の世界に没頭していたクリスは、焦りながらそう答えた。もはや目つきは尋常ではない。
ブラをつけ終えたクレアは、続いてズボンを脱いで、上と同じようにベッドへと投げる。
（ こ、今度はズボンがぁ・・・け、毛とかは付いていないのか！？はっ！！く、クレアのかわいいお尻があのパンティの、うす布の下に広がっている！！そしてその前には・・・ぐはぁ！！見たい、じっくりと見てみたいぞぉクレアァァァ！！ ）
そんな事を考えているうちに、クレアの着替えは終わってしまった。
シャツにジーンズという簡単な格好に着替えたクレアを見て、
（ やっぱりどんな姿でもいいぜ。クレアは・・・。特にそのはちきれんばかりのジーンズに収まった尻！いい。いいよぅ。 ）
もうどうにも止まりはしないだろう。
「さて、と。じゃあ下へ行きましょう」
「ああ、よろしく頼むよ」
（ わずかな時間だったがかなり楽しめた。またこんな機会が訪れたらいいのにな・・・！？はっ！？やばいぞ！！
ジュニアが元気になっている！こ、この状態で果たして立ち上がれるか！？ ）
前かがみに立ち上がってみると、やはりこれ以上背筋を伸ばせない。仕方が無いため胸をさすりながら、
「ぐ・・・いや先に行ってくれ、まだ胸が痛む。飯の支度が出来たら呼んでくれ」
と言うと、またベッドに座り込んだ。
クレアはまったく疑わずに信じてくれたようで、
「ごめんなさいね、次からはきちんと相手の顔を見てから撃つようにするわ・・・。じゃあ出来たら呼ぶから待っててね」
といい、（クリスから見れば）輝くような笑顔で駆けていった。
足音が完全に消えるのを確認して、クレアが先ほどまで着ていたパジャマに手を伸ばし、顔に近づける。
「あぁ、なんていい香りなんだ・・・」
そうつぶやくと、おもむろにジッパーをおろす。そこに現れた肉棒をつかむと、激しく右腕を前後に動かし始めた。
「やはり見ながらやるのもいいが、匂いを嗅ぎながらだと更に・・・」
そういって胸一杯にクレアの残り香をため込むと、更に運動する手に力を入れる。
「はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・ぐぅ・・・クレア・・・っっ！」
クリスの昂ぶりは頂点に達しようとしていた。
「ああクレア！分かってくれ！俺はおまえをこんなにも愛しているんだ！いい香りだ！気持ちいいぞ！！
最高ですか？最高です！最高です！最高です！！！ああ、さっきイッたばかりなのに！もう出そうだ！！
クレア！
クレアァァ！！
クゥゥゥゥゥゥレアアアアァァァァァァァァァァァァァァァ！！！」
一瞬激しく体を震わせると、クリスは余韻に浸るように何度か小さく身を震わせ、一息ついた。
匂いを嗅いでいたパジャマはいつのまにか右手と共に股間を包み込んでいた。
パジャマを広げて覗いてみると、クリスが発射した白いミルクでベタベタに汚れていた。
「・・・しまった。またやってしまった・・・。また何とかいいわけを考えなくちゃな・・・」
クリスが何とかこのパジャマを洗濯する理由を考えていると、階下からクリスを呼ぶ声がした。
どうやら朝食の準備が出来たらしい。
クリスはパジャマを丸めて、理由を探しながら部屋を後にした・・・